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古くからある日本各地の伝統文化を見直し、革新的なクリエイティブやテクノロジーを掛け合わせる日本文化更新プロジェクト「JAPANESQUE PROJECT(ジャパネスクプロジェクト)」の一環として、 『名古屋城夜会 by 1→10』の総合演出を手がけました。
このイベントは名古屋を代表する観光スポットの筆頭として挙げられる名古屋城にて、2019年12月14日から2020年1月13日までの27日間実施しました。
『五感で愉しむ和の集い』をコンセプトとした「名古屋城夜会 by 1→10」では、本丸御殿を舞台にしたプロジェクションによる巨大絵巻物や、随所に配された光の演出に加え、名古屋の土地の魅力を最大限に引き出した、ここだけの美食を味わえる「食と文化の地産地消」などで、来場者の皆様にお楽しみいただきました。
演出のテーマは、NAGOYA MEETS NEW HISTORY。
城壁に印された名古屋城を築いた大名らの刻印を浮かび上がらせるライトアップ、伝統工芸品である名古屋提灯によって宴の会場へと誘われる小道、有松鳴海絞の文様が空間を染め上げるプロジェクションなど、尾張名古屋の伝統や古き良き文化を再発見し、そこに革新的なアイデアや先端テクノロジーを掛け合わせることで「新たな名古屋の姿」を発信しました。
2020年3月に内閣府が主催した「クールジャパン・マッチングアワード2019」では、「夜会 by 1→10」が奨励賞を受賞。日本の魅力を深掘りし、分野や地域、海外との連携で、世界の共感を得た優良な取組の一つとして表彰されました。