OUTLINE
2022年4月29日(金)〜4月30日(土)の2日間、幕張メッセにて開催されたニコニコ超会議2022にて、KADOKAWAが”未来の書店”をコンセプトとした「超ダ・ヴィンチストア」を出展。
ワントゥーテンはブース内の4つのコンテンツの企画・設計から開発まで担当いたしました。
大きく変容をする社会構造の中で、KADOKAWAが主にデジタルを活用して書店など業界全体と連携をすることで、出版事業の拡張を目指す取り組みこそが”未来の書店”プロジェクトです。
ワントゥーテンは独自の体験設計やソリューションを基に、“未来の書店”プロジェクトをプロデュースさせていただきました。
CONTENTS
▼ナツネイター Powerd by akinator
書籍データの機械学習やAIとの対話・表情分析に基づき、選書された書籍の中からー冊の本をレコメンドするシステム。
一般的なレコメンドシステムには対象ユーザーと同じような閲覧履歴・購入履歴を持つユーザーのデータを参照して決定する「協調フィルタリング」が用いられているのに対し、本システムではAI AGENT (QURIOS AGENT)、AI CAMERA (QURIOS CAMERA)を導入してユーザーのその日の気分や趣味・嗜好にあわせた新しいレコメンド手法を可能にしています。
ニコニコ超会議終了後も書店での長期設置を見据えたAI書店員によるレコメンドや、新海誠監督新作映画「すずめの戸締まり」登場キャラクターによるレコメンド企画などを展開しました(詳細はページ下部)。
▼全冊検索(アンリミテッド本棚)
書店で本を検索し、店頭在庫確認とモバイルオーダーへの動線を一元化できるシステム。
タブレット1台から紙書籍、電子書籍どちらも検索ができ、店頭在庫がなくともモバイルオーダーアプリに遷移して取り置きや購入して自宅配送が可能に。
レジの混雑、在庫を多く抱えられない、在庫取り寄せ対応による書店スタッフの負担、などの様々な書店の悩みの解決につながります。
▼LIVE BOOK SHELF
書店の「今この本が売れている!」を可視化し、購買を促す演出。
ブースの待機エリア近くの外壁に設置したサイネージ上で、店頭誘致演出として設置いたしました。
レジの購買データと連携し、購入された本がほぼリアルタイムで出現する仕組みに。
宇宙空間を感じさせる3Dの本棚をイメージし、未来感・期待感を創出しました。
▼プロジェクションマッピング
ブース入口前の巨大な本型の造作に映像作品や原作本の紙面をプロジェクション投影することで入場を喚起。
巨大な本の表紙とセットで記念フォトブースとしても人気のスポットとなりました。
CREDITS
- Client
- KADOKAWA
- Staff Credits
- Excective Producer
三木 康博
Business Producer
二之形 昌弘
Planner
横田 知子, 染谷 明美, 津野 知広
Music
Cubesato
- ▼ナツネイター Powerd by akinator
- Producer
三木 康博
Project Manager
森 江里香
Scenario Director
石山 尚達
Scenario Writer
株式会社ライターズ・オフィス
Art Director
田口 望美
UI Designer
保坂 奈央
Logo Designer
井上 龍馬
Video Director
御幡 駿
Technical Director
長井 健一
AI Engineer
隅田 智之
System(SUKAJAN) Engineer
服部 匠
Front-end Engineer
萩原 健司
Back-end Engineer
松井 朋毅
System Integrator
下田 裕幸
- ▼全冊検索(アンリミテッド本棚)
- Producer
三木 康博
Project Manager
森 江里香
Art Director
田口 望美
UI Designer
村井 昌子
Front-end Engineer
水口 卓哉
Back-end Engineer
松井 朋毅
- ▼LIVE BOOK SHELF
- Producer
三木 康博
Project Manager
松永 聡司
Video Director
御幡 駿
Art Director
田口 望美
Engineer
園田 基貴
- ▼プロジェクションマッピング
- Producer
三木 康博
Project Manager
松永 聡司
Video Director
御幡 駿
- ▼PR MOVIE
- Cinematographer
ハワード・フルタ(gradation, Inc.)
Production Manager
山形 智紀(gradation, Inc.)
Music
Cubesato
AFTER THE EXHIBITION
ニコニコ超会議終了後は、短期的にイベントで実施するためだけの仕様ではなく、書店での長期設置を見据えたアップデートを実施。
以下のコンテンツで横展開を実施しました。
・AI書店員ダ・ヴィンチさん
書店への設置を実現しやすいようにオリジナルキャラクターをゼロから方向性提案・開発。
同時に、アニメーションを連番からSpineに改変し、軽量でリッチな動きにアップデート。
表情認識なしで体験できるWEBお試し版も開発。
・AIコンシェルジュ「すずめの椅子のすすめ」
新海誠監督新作映画「すずめの戸締まり」登場キャラクター「すずめの椅子」による本のレコメンドとして、全国10ヶ所の書店に常設展示され、新作映画公開を盛り上げました。現地にいけない人向けに、表情認識なしの簡易的に体験できるWEB版コンテンツも公開。